kibedancer2018年1月21日読了時間: 1分「新劇」1977年度私は19歳でした。その1977年に出会った雑誌「新劇」は、今も、年度分の12冊が机上にあります。 「すべての劇的なるもののために」が副題という、考えるだに興奮を抑えられない内容。 飯島耕一氏の「港町 魂の皮膚の破れるところ」に始まる連載「日本風景論」(澁澤龍彦「城 専制君主...
kibedancer2018年1月21日読了時間: 2分鈴木淑子さんとの共同作業写真は、美學校での、鈴木淑子さんによるキベダンサー撮影風景。 さまざまな写真家の方とセッションする機会が多いのですが、鈴木さんとの共同作業が、2月18日の「ポーレットの部屋」に結びつこうとしています。 鈴木さんとのことを、考えてみます。...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 2分「国際コンテンポラリー・ダンス」原田広美キベダンサーの必携書 何度繰り返して読んでも、その度に新しい発見があります。 原田広美さんの「国際コンテンポラリー・ダンス」(現代書館・2016)は、キベダンサーの教科書であり、発想の源です。 こんな風にしていいのか、こんな風にできるのか、あれとこれはこうつながっていたのか...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 1分青木繁とギュスターヴ・モロー青木の「わだつみのいろこの宮」と、モローの「出現」が24時間、私を鼓舞してくれます 寝ても覚めても、私の目は、壁に貼られた、これら2枚の絵をとらえます。 「わだつみのいろこの宮」に描かれた、樹上の山幸彦、彼に驚く左の豊玉姫と、その侍女。...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 1分ポーレットの部屋わたしがわたしとつながっている わたしがわたしにくちづけする わたしがわたしを見ている 灯りを消す ここにいるのはわたし ひとり 誰も見ていない でも 見られたい 見て 聞こえる 誰かの 足音 帰ってきた ほら こんなになって 待ってたよ どうなってもいい あなたとなら...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 2分椅子の話1978年5月20日、成田空港開港の日、日本女子大学で行われた寺山修司氏の朗読会に参加しました。寺山氏の朗読は印象的でしたが、朗読に合わせ、全裸体でひたすら椅子に絡む舞踏家の踊りに、強い印象を受けました。詩、朗読、裸、椅子、ダンス。そこには言葉以上の言葉があり、ダンス以上の...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 2分月の海 -私は三島由紀夫「豊饒の海」で踊りたいと思った-「豊饒の海」は、三島由紀夫最後の作品です。第4巻「天人五衰」最終回の原稿を編集者に託して、彼は最期の地に出発しました(注意したいのは、死にに行ったのではなく、死ぬかもしれない場に行ったということ。決起の賛同者があれば、彼は死ななかったはずです。結果に惑わされたくありません)...
kibedancer2018年1月19日読了時間: 3分「踊ル人」で踊ったこと2017年9月いっぱい、キベダンサーは毎日、踊りました。西村陽一郎写真展「踊ル人」の会場、ギャラリーヨクトで。谷崎潤一郎の「過酸化マンガン水の夢」をテーマに、毎日、衣裳も振りも、まったく異なるダンスを踊りました。多くの方が日々、お越しくださいました。観客ゼロの日もありました...